オシャレな青写真

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【アローラフレンドリー34位 最終&最高1790】テテフパル軸強攻PT

1月末に行われたインターネット大会「アローラフレンドリー」で34位(参加者総数24,799人)になりましたので、パーティを公開します。

パーティ構築の時に考えた事をかなり詳細に記述してますので、長いと感じたら読み飛ばしてください(^^;

 
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【コンセプト】

 アローラビギニングKP上位のギルガルドルナアーラソルガレオが今回はいなくなり、アローラフレンドリー環境で一層活躍させやすくなったカプ・テテフ、テテフとの相性が良く全抜きを狙えるパルシェンによる「テテフパル」の並びを主軸に、想定される鋼タイプ等による対策に更にメタを張り、テテフパルの並びや積みサイクルを通していくことをテーマとしました。

 

 テテフパルのコンセプトは、「テテフパルに対して出てくる鋼タイプを削り、テテフの高火力エスパー技の一貫性やパルシェンの殻を破るからのパーティ崩壊を狙う」というもの。しかしシーズン1を通して、鋼2枚をパーティに入れる・鋼2枚の選出、初手から削られて崩壊しないように鋼先発、HB振りポケモンに1/2回復木の実を持たせる(氷柱針は1発自体の威力は低いので発動圏内に入りやすい)、(今ルールではメガがいないが岩石封じメガガルによる起点回避)などの対策も練られました。

 テテフパルの並びは「強い並びである」とともに、上記のような対策を呼び込む「選出誘導力が非常に高い並びである」ことから、自然と起点となるポケモンを呼びやすいことに着目し、テテフパルを見て選出されやすいポケモンを起点に積み技を使用して崩していく「積みサイクル・積みリレー」の要素を構築内に取り入れることに。
 また、相手のパルシェンに先に展開された場合や、特殊な構築(イーブイバトン構築、ムラッけオニゴーリ構築)に対して、強めに出られるスカーフカミツルギを採用。後続として出して、撃ち漏らした相手を倒してビーストブーストにより能力が上がる点も、交換を多用しない積みサイクル的な動きをするパーティにうまく噛み合っていました。

 

【パーティ紹介】
カプ・テテフ@拘り眼鏡

技:サイコキネシス/ムーンフォース/サイコショック/10万V

性格:控えめ

実数:175-*-102-182-136-127

配分:236-0-52-124-4-92

(意図・役割)
 テテフパル構築ではカプZ採用も多いが、等倍範囲が広く目の前の相手に強烈な負担を掛けたい場面も多いと踏んで、こだわり眼鏡を採用。
 アローラフレンドリーの環境下ではS鈍足帯と高速帯がキレイに分かれている印象があるので、鈍足帯のポケモンにはサイコフィールド下での高火力を押し付けつつ、高速帯の相手には攻撃を一発耐える耐久を確保して返しの高火力技で落とせるよう、HCS調整(S1の調整を参考にしましたが、意地珠ミミッキュへの乱数を考慮してS125にしてBに回しても良かったかもしれないです)。

(ひとこと)

第7世代で一番好きな相棒のポケモン。めざ炎・地でもいいかもしれませんが、ラブラブボールに入れつつめざパの厳選は修羅すぎる…

  

パルシェン@気合いのタスキ
技:氷柱針/ロックブラスト/氷の礫/殻を破る

性格:意地っ張り

実数:125-161-201-*-65-122

配分:AS252、余りB4
(意図・役割)
 パルシェンに対しては容赦無く高火力技が飛んでくることが多く、調整の必要を感じなかったため、ASに全振り。
 テテフのPFによる先制技回避や他のポケモンとの起点相性が良く、誘う相手を起点にして全抜きを狙える。

(ひとこと)

BWの時の人生初レート戦でいきなり破られて3タテ喰らったポケモン。今までPT内での採用機会が無かったが、今回使ってみて想像以上に使いやすく強いポケモンだった。


ポリゴンZ@ノーマルZ
技:トライアタック/10万V/悪の波動/テクスチャー

性格:臆病

実数:161-*-90-187-95-156

配分:CS252、余りH4

(意図・役割)
 一撃で落とされない対面でZテクスチャーを使用し全能力UP。
 ミミッキュやスカガブやガラガラに抜群を取られないよう、電気や悪ではなくノーマルタイプに。選出時から耐性も変わらず使いやすかった。
 Zトライアタック(威力80→160)は適応力補正が乗り結構な威力が出るため、2体以上落としたい場面か否かでZトラアタと撃ち分け。瞬間火力を求めるならZトラアタ、目の前の相手を起点にしたいならZテクスチャーを撃つ。

(ひとこと)

バンク解禁日に生まれたドリボ色違いという最高に意識の高いポケモン。Z技の撃ち分けがなかなかオシャレ。

 
デンジュモク@シュカの実
技:10万V/めざ地/マジカルシャイン/蛍火

性格:臆病

実数:183-*-92-199-93-148

配分:196-0-4-44-12-252
 H:16n-1
 S:ギャラの上から10万を打ち込めるよう最速。
 B<D:ポリ2を起点にする構成上、ダウンロード対策
(意図・役割)
 テッカグヤやポリ2、レヒレ等を起点にして蛍火を積むため、HとSにかなり振った。これでもC実数値が190超えるのは化け物。
 カグヤ、ジバコ、ガラガラ、ポリ2等によるサイクルに対して蛍火から制圧できるようめざ地を採用。実際、カグヤ対面で蛍火→交代で出てきたガラガラをめざ地で返り討ちにして全抜きする光景が何度もあった。
 シュカの実でガブの地震も耐え、蛍火を事前に積んでいれば返り討ちにできる。ギャラの1舞地震やグロスの地震も当然耐え、グロスに至っては対面から強引に蛍火の起点にできた。

(ひとこと)

積み技の申し子みたいなポケモン。相手を倒した数はおそらくパーティ中トップ。


カミツルギ@拘りスカーフ

技:リーフブレード/スマートホーン/聖なる剣/瓦割り

性格:陽気

実数:143-224-152-*-63-165

配分:68-180-4-0-92-164
 S:破った準速パルシェン(244)抜き(165×1.5=247.5)
HD:テテフのPF特化サイキネ耐え、コケコのEF珠10万耐え
 A:残り。
(意図・役割)
 殻を破ったパルシェン、スカーフテテフ、ブースト後イーブイを抜くためにスカーフで採用。
 後発で撃ち漏らした相手を倒すだけでAをブーストできるので、パーティ内の動きと合っていた。
 アローラフレンドリー環境下ではA全振りにしてもあまり仮想敵への打点が変わらないように感じたので、相手のテテフに対してPF下の特化サイキネ1回分の耐久を確保。
 パルへの安心感、奇襲性能の高さが素晴らしいポケモン。悩んだ振りをすると奇襲する際に成功しやすいw

(ひとこと)

技の等倍範囲が狭めなので、それまでの相手の行動から裏をしっかり読んで一貫する技を選ぶのが大切だった。技選択に失敗して落とした試合が2試合あったのが後悔。


カイリュー@弱点保険
技:逆鱗/地震/炎P/神速

性格:意地っ張り

実数:175-198-120-*-121-125

配分:68-204-36-0-4-196
 S:最速カグヤ抜き
 A:11n
 H:16n-1
 B<D:ポリ2を受け出しに呼び込みやすいのでDL対策
(意図・役割)
 マルチスケイルによる強い行動保障と、相手依存ではあるものの弱点保険による強力な積みがある。
 このPTで先発に来やすいフェローチェやウツロイドから弱点保険を発動しながら、神速と合わせて処理&後続への負担がかけられる。
 技範囲を取って逆鱗・地震・神速と、カミツルギやハッサムを対面から処理したかったので炎Pを採用。
 ガブの地震をスカしつつ相手に逆鱗を撃たせるのが大きな役割。逆鱗で固定させてしまえばパルシェンやテテフ等の後続で処理しやすくなる。自由に動かれると岩封やZ技などが飛んできて面倒臭い。

(ひとこと)

大会直前でドリボと神速が解禁されたポケモン。S1でZクリスタル持ちが多かったためか弱点保険への警戒が薄く、発動機会に恵まれ大暴れした。カイリューを倒してくる相手は後続で起点にできる場合が多く、パーティの動きと良く噛み合っていた。

 


【辛いポケモン
 落とされたら誰かが起点にできるため、パーティ単位で処理できないと感じるポケモンはほぼいないように感じた。使い手のプレイング次第…
厄介だったのは、
・ウィンディ(鬼火、バークアウト両搭載)
 物理は鬼火で弱体化、火力低めだからとポリZで起点にしようかと思ったらバークアウトまで持っておりC-1まで下げられて土下座させられた。器用なワンちゃん…起点にするよりはZトラアタでめっちゃ走って倒した方がいい。

 

・カプ・コケコ(をこのPTに出してくるトレーナーが使うポケモン
 カプ・コケコの技範囲自体はこのPTにはあまり刺さっていないが、それにも関わらずコケコを出してくる場合、明確な役割(毒撒いてきたり…)を持って選出される場合が多い。S種族値が高い上に、色々な技を覚え、見せ合い時点では何を持っているか分かりにくいポケモンであるため、上手い人が扱うと単純に強い。

 

 

ここまでの長文、見ていただきありがとうございました。いい成績を取った時のパーティ構築の考え方は詳細に残しておきたかったので…